どうすれば緊張や怒り、恐怖を乗り越えられるのでしょうか?
2008年7月 7日
行動する時や何かを感じたりする時、無意識の自分を横切る言葉「セルフトーク」をコントロールするための本書。
現実の自分と「こうありたい」という願望とのギャップに悩む人、問題意識は高いけど解決の糸口が見つけられない人、コミュニケーションに問題を抱える人は、この本を読んで訓練すればほとんどのことは解決できそうです。
この本の面白いところは、効果的なセルフトークを使いながらながら、最終的にはセルフトークをなくしていくことをトレーニングしていきます。
「セルフトークをなくす!?」・・・・・・
筆者の鈴木義幸さんは、日本のコーチング界でかなり有名な人です。
コーチングといえば、「効果的な質問力」で多くの気づきやパフォーマンスを向上させるためのヒントを"言葉"を通して促していくことをどうしても期待してしまいます。
ネガティブな感情を抑制するためのセルフトークを覚えようと思ってこの本を手にする方が多いことでしょうから
「セルフトークをなくす」ことが最終目的だと聞くと、かなり意外性のインパクトがあるのではないでしょうか?
「セルフトーク・マネジメントのすすめ」目次
Part1 セルフトークとは何か
Part2 セルフトーク・マネジメントのための基礎知識
Part3 セルフトークを「変える」......ネガティブな感情から脱する方法
Part4 セルフトークを「使う」......行動を強化・修正する方法
Part5 セルフトークを「減らす」......集中力を高める方法
Part6 セルフトークを「なくす」......最高の実力を発揮する方法
Part7 セルフトーク・マネジメントで何が変わったか
しかしながら、上記の目次にもあるように
最初は、感情を乱し身体に影響を及ぼすセルフトークを認識し、そこから脱する方法を解説してくれます。
目次のとおりセルフトークを「変える→使う→減らす→なくす」というトレーニングの中で結果的に最高のパフォーマンスを発揮する方法「こうありたい」という自分を手にすることができます。
何かの現象が起こって人が行動するまでのプロセスを、「刺激→ビリーフ(価値観)→セルフトーク→感情→行動」と定義する。
感情と行動の前に位置づけられたセルフトークに着目したのが本書のポイント。
ビリーフ(価値観)や行動を変えるために、今まではアファメーションやポジティブシンキングなど代表されるような手法で感情をコントロールしようとしてきた。
感情そのものをコントロールするのは難しく、今まで多くの書籍等でこの方法が紹介されてきたが継続すること定着させることがとても難しかった。
誰でも容易にコントロールできるであろうセルフトーク=単純に言葉に注目し、そのトレーニング方法を解説、さらに集中力やパフォーマンス理論まで発展させたところが本書の持ち味。
気づいた人も多いかもしれませんが、アファメーションも「自己に肯定的な言葉を宣言」するということで、セルフトークと同じように"言葉"を使ってセルフイメージや潜在意識を変える手法です。
本書を読むと、セルフトークは感情より先もしくは感情と不可分の存在として扱われていて、アファメーションが感情をコントロールする手法として紹介されているので、おのずとセルフトークはアファメーションより前にやるプロセスだと思われます。
この違いは、なんとなくは理解できるのですが、頭の中で浮かぶ言葉と実際に発する言葉との違いなのか、それとも脳科学的や人間行動学的のような科学的な見地から違いがあるのかどうかまではわからない。
セルフトークの効果については、筆者の長年のコーチングの実績によって導き出されたものようですので、セルフトークが潜在意識をコントロールすることが容易にできるのであれば、研究者でなければアファメーションとの違いを考える必要もないのかもしれません。
基本的には、自分自身に効果があれば良い訳ですから。
言葉を使った自己啓発では、ドクター佐藤の口ぐせ関係のノウハウも比較的簡単にチャレンジしやすいので、言葉に着目した方には自分を変える魔法の「口ぐせ」―夢がかなう言葉の法則なども参考にされてみてはいかがでしょう。
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2008年7月 7日|コメント (0)|トラックバック (0)
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