仕事内容を自分で決めて自分で給料も決められるとんでもない会社があった!

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奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ
奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ

最近、ワークライフバランスという言葉を良く耳にしますよね。

ワークライフバランスとは、仕事と生活との調和ということを意味しますが、こういう調和のとれた生活ができるのは一部のお金持ちや成功者だけだと思っていました。

お金持ちや成功者というのは、オーナー社長や資産家といった自分で直接労働することなく不労所得で生活できる人をイメージしてしまいます。

自分で会社を経営していたとしても、どちらかというと生活を犠牲にして休みなく働いている人が多いのではないでしょうか。

まして、企業に雇われる身であればそんな夢のような職場環境に出会うことなどないとほとんどの人が思うでしょう。

しかしながら、世界は広いもので、この夢のような職場環境を社員に提供することで事業を成功させた経営者もいるのです。

 



この非常識な経営手法で成功を収めたのが、この本の著者であるリカルド・セムラー氏です。

<著者>リカルド・セムラー(Ricardo Semler)
1959年オーストリア生まれ。ブラジルで学生に最も人気の高いコングロマリット企業セムコ社CEO。
セムコ社は、セムラー氏が21歳で父親から受け継いだときは、倒産の恐れさえある小規模な会社だったが、その後大胆な組織改革によって急成長を遂げる。6年という短期間で売上が3,500万ドルから2億1,200万ドルに成長。現在の従業員数は3,000人。その革新的な経営方針と経営手法は、ビジネススクールのケーススタディーに取り上げられ、毎年、世界中の大企業の経営幹部が、セムコ社の成功の秘訣を学ぶために訪れるほど注目度が高い。
ハーバード大学の客員教授をはじめ、MITなどアメリカの大学で頻繁に講義をしている。
前著『Maverick(邦題:セムラーイズム 全員参加の経営革命 (SB文庫))』は、世界中で100万部を超えるベストセラー。

このセムラー氏の考えたアイデア「一週間毎日が週末発想」は、貴重な遊びの時間やプライベートな時間、家族との時間を平日の仕事に時間に持ち込むことで、仕事の時間とプライベートの時間をうまく融合させた、新しいやり方を提唱するものです。

 

経営者や管理職の多くは、社員を管理統制することを一つの成果と考えますが、管理統制を全く止めてしまうことなど誰も考えつきませんよね。

 

管理統制が上手くいけば、事業の成果も思い通りになると思うのが普通の考え方でしょうから、全て従業員任せにすることは経営を放棄することと同じ意味だと考えられるでしょう。

しかし、セムラー氏の経営する会社であるセムコ社では、このコントロールのない職場環境で三カ国で3千人の社員を抱える企業に成長しています。

 

セコム社がどんなことを実際にやっているかというと

・組織階層がなく、組織図もない
・企業戦略、短期長期の計画がない
・企業理念や長期予算がない
・決まった業務フローがない
・人事部がなく、雇用契約書もない
・報告書や経費の承認をする人がいない
・作業員を監視・監督する人がいない

それに加えて、従業員が仕事内容を自分で決めて自分で給料も決められるというのですから、オドロキです。

こんなとんでもない会社があるとは誰も思わないでしょうし、どうやって事業が行われているのか想像もつきません。

本書の中には、セコム社が理想の経営に到達するまでの苦労や考え方、最低限のルールなどが詳しく紹介されていますが、そもそも管理統制をしないのですから普通に日本人が考える”どうやって”に該当するような手法やノウハウを提供を期待してはいけません。

「仕事とは何なのか、何のために働き成果を上げるのか」

最も根源的なところでの価値観を共有すること、お互いを信頼することが重要なようです。

たったそれだけで企業と個人が上手く調和され成長していけるのですから、今まで我々は何をやっていたんだろうと考えさせられる一冊です。